※この事業は京都市社会福祉協議会が京都市より委託を受け、各区社会福祉協議会と連携し実施しています。
日本における子どもの相対的貧困率は、厚生労働省「2019年国民生活基礎調査」の概要では、13.5%、約7人に1人が「子どもの貧困」状態にあるといわれています。貧困状態は子どもたちの学力面や健康面で大きな影響を及ぼし、自己肯定感や将来の希望を奪うことが懸念されています。
また、地域のつながりの希薄化に伴い、子どもの孤立・孤食の問題も深刻化しています。これらは一見しただけではわかりにくく潜在化しているため、必要な支援が適切に届きにくい現状があります。
そのような中、子どもの育ちをサポートする「子ども食堂」や「学びの場」など、子どもの居場所活動が広がっています。京都市内では、令和5年3月時点で、子ども食堂を含む子どもの居場所の数は150ヶ所にものぼり、実施主体もボランティア、NPO、企業等様々な方が運営されています。子どもの声を聞き、子どもが安心して自分らしくいられる居場所づくり※のニーズは高まっています。
※令和5年3月時点
本事業では、子ども食堂等の子どもの居場所活動について、運営や立ち上げに関する相談支援、運営団体同士の関係づくり等を行い、子どもの居場所活動がより継続的で自立した取組となるよう、市区社協、関係機関が連携して支援を行います。
詳細については、子どもの居場所づくり「支援の輪」サポート事業
https://kyoto-kodomo.jp/